パート薬剤師は、自分のライフスタイルに合わせて働ける柔軟な働き方が魅力です。私は持病のために今はパートで無理なく働いています。しかし、正社員とは異なる雇用形態のため、事前にしっかりとポイントを押さえておくことが重要です。本記事では、パート薬剤師として働く際に注意すべきポイントを解説します。
勤務時間とシフトの確認
パート薬剤師は、勤務時間やシフトが柔軟に調整できる反面、職場によっては希望が通りにくい場合もあります。
注意点:
• 面接時に希望の曜日や時間帯を正直に伝える。
• 勤務先が希望する時間帯(特に土日や夜間)を確認する。
• 繁忙期や年末年始など、特別な時期の勤務条件についても話し合う。
シフトが合わない場合、ストレスの原因になりかねません。特に子育てや介護と両立する場合は、家庭とのバランスを優先的に考えましょう。契約で18時までとなっていても平気で残業させる企業もあります。契約フルシカトの悪徳管理薬剤師もいます。しっかり確認しておきましょう。
持病で通院がある場合も転職エージェント登録時、面接時に正直に伝えましょう。
給与体系の確認
パート薬剤師の給与は、正社員よりも時給が高い場合が多いですが、交通費や手当の支給条件が異なることがあります。また、契約更新時に時給が見直されることもあるため、事前に確認しておくことが大切です。
注意点:
• 時給の内訳や昇給の可能性を確認する。
• 交通費や残業手当の支給有無を把握する。
• 社会保険や有給休暇の適用条件を確認する。
特に社会保険は、週の労働時間によって加入条件が変わるため、勤務時間に応じて損得がないか計算しておくと安心です。最近は大手企業だと週20時間で社保になる場合があります。
業務内容の範囲を確認する
パート薬剤師の業務範囲は、職場や地域によって異なります。正社員と同じレベルの業務を期待される場合もあれば、調剤補助や投薬のみといった限定的な業務内容である場合もあります。
注意点:
• 面接時に業務範囲を具体的に質問する。
• 「正社員と同じ業務量」か「パートならではの役割分担」かを確認する。
• 実務経験の少ない分野があれば、その旨を正直に伝える。
業務内容を曖昧にしたまま働き始めると、過剰な負担やギャップを感じる可能性があるので、事前に具体的に確認しておくことが重要です。
職場の雰囲気や人間関係
どんな職場で働くかによって、働きやすさが大きく変わります。パート薬剤師は、正社員と比べて異動や転職がしやすい面がありますが、毎日通う職場でストレスを感じるのは避けたいものです。
注意点:
• 面接時に見学を依頼し、職場の雰囲気を確認する。
• 他のスタッフの勤務形態や平均年齢層を把握する。
• 実際に働いている薬剤師の声をネットで調べたり、知人から情報を得たりする。
働きやすい環境であれば、パート勤務の負担を軽減し、長く続けやすくなります。実際には契約とは違う時間帯で働くこともあるので面接時、見学時に面接官だけではなく、機会があればなるべく現場の人と話してください。
スキルアップの機会を確保する
パート薬剤師は、フルタイム勤務よりもスキルアップの機会が限られる場合があります。しかし、薬剤師としての成長を継続するためには、自主的に勉強することが大切です。
注意点:
• 職場で勉強会や研修があるかを確認する。
• 自費で参加できるセミナーや勉強会を探す。
• 日々の業務で新しい知識やスキルを意識的に習得する。
薬剤師としてのスキルを磨いておくことで、将来的に正社員に戻る場合や転職時にも有利になります。
契約内容をしっかり確認する
パート薬剤師の雇用契約書には、勤務条件や給与、待遇が明記されています。口頭だけでの確認では、後々トラブルになる可能性があります。
注意点:
• 雇用契約書の内容を隅々まで確認する。
• 契約更新のタイミングや条件を把握する。
• 万が一のトラブルに備え、契約書のコピーを保管しておく。
口約束ではなく、書面で条件が明記されていることを確認し、疑問点があれば遠慮なく質問しましょう。私の個人的な考えですが、転職エージェントとのやり取りもメールで残しておくことをおすすめします。
働きすぎに注意する
パート薬剤師は、希望のシフトで働けることがメリットですが、必要以上にシフトに入ると体力的・精神的に負担が大きくなることもあります。
注意点:
• 自分の体調や家庭の都合を優先してシフトを組む。
• 体調が悪いときは無理せず休む勇気を持つ。
• 長時間勤務が続かないように、自分のペースを守る。
パート勤務だからといって、仕事を軽視してはいけませんが、無理をしてしまうと長く続けられなくなります。最近は国が副業をすすめているためWワークの方もいると思います。自分の体力と相談しながら仕事をしてください。
まとめ
パート薬剤師は、柔軟な働き方ができる一方で、事前に確認すべきポイントが多くあります。勤務条件や給与、業務内容をしっかりと把握し、自分のライフスタイルやスキルに合った働き方を見つけることが大切です。私のような持病持ちのアラフォー薬剤師の方は、特に自分の体力に見合った職場じゃないと体を壊し続けることになります。無理は禁物です!正社員の方がお金の面では全然待遇は違いますが、長い目で見ると、無理して正社員を続けては辞めてを繰り返す方がお金は溜まらないのです。。。
また、職場の雰囲気やスキルアップの機会も見逃さずに、働きやすい環境を選びましょう。自分のペースを守りながら、無理のない働き方を実現してください。